2025年10月31日 14:45
物流大手ヤマト運輸、マイクロモビリティ活用の配送実証実験を全国20都市で開始
ヤマト運輸は10月31日、電動バイクや電動カートなどのマイクロモビリティを活用したラストワンマイル配送の実証実験を全国20都市で開始すると発表した。実験期間は2025年11月から2026年3月までの5ヶ月間。都市部の交通渋滞緩和と配送効率の向上、CO2排出量削減を目的としている。
同社の調査によると、マイクロモビリティを使用することで、従来の配送車両と比べて配送時間を平均30%短縮でき、CO2排出量も40%削減できるという。実証実験では、AIを活用した最適ルート選定や、リアルタイムでの配送状況管理システムも導入される。
同社は「EC需要の増加に伴い、都市部でのラストワンマイル配送の効率化が急務。環境に配慮しながら、より迅速で確実な配送サービスを提供していきたい」とコメントしている。実証実験の結果を踏まえ、2026年度中に本格展開を目指す。